フィラデルフィア郊外に広がる、緑と芸術の渓谷。目玉はロングウッド・ガーデンズ——広大な敷地に温室、噴水、季節の花々が広がる、アメリカ屈指の庭園です。近くには、この土地の風景を描き続けた画家一族の作品を集めたブランディワイン美術館(ワイエス)も。のどかな田園風景の中で、庭園とアートを一日かけて味わえる、大人の日帰り先です。
独立戦争のさなかの1777〜78年の冬、ワシントン将軍率いる大陸軍が、飢えと寒さに耐えながら越冬した地。多くの兵士が命を落とした苦難の冬営地であり、そこから軍が再起した「不屈の象徴」として知られます。いまは国立歴史公園として広大な緑地に復元された兵舎や記念碑が点在。歩いても車でも巡れ、アメリカ独立の知られざる一面に触れられます。
フィラデルフィア西方の田園地帯に暮らすアーミッシュ——電気や車を使わず、伝統的な農村の暮らしを守り続ける人々の里です。馬車が行き交うのどかな風景、手作りのキルトや家具、素朴な郷土料理に出会えます。現代とは異なる時間の流れる世界に触れられる、他にはない体験。文化への敬意を持って訪れれば、忘れがたい日帰りになります。
フィラデルフィアからアムトラックでわずか約1.5時間。世界の中心ニューヨークへ、日帰りでも足を延ばせます。タイムズスクエア、セントラルパーク、自由の女神——見どころは尽きず、日帰りだと駆け足になりますが、フィラデルフィアを拠点に2都市を組み合わせる旅程も魅力的。北東回廊の鉄道が結ぶ、東海岸周遊の楽しみです。
アメリカの首都ワシントンDCへは、アムトラックで約2時間。ホワイトハウスや連邦議会議事堂が並び、スミソニアン系の博物館の多くが入場無料という、歴史と学びの街です。独立宣言のフィラデルフィアと、その理念で築かれた首都DC——アメリカ建国の物語を2都市でたどるのも一興です。見どころが多いので、できれば1泊してじっくり回るのがおすすめ。