Taipei · 食文化ガイド

台北で何を食べ、どう食べるか

🥟 食文化 📖 読了目安 5〜7分 📍 台北

台北の食文化は、
中国各地の料理・日本統治時代の名残・台湾独自の屋台文化
が重なり合って形成されています。小籠包だけが台北の味ではありません。夜市文化とコンビニ活用術を知ると、食の旅が何倍にも深まります。

1
小籠包——世界的名声を得た点心

台北を語る上で欠かせないのが小籠包。中でも「鼎泰豊」は1958年に食用油の小売店として創業し、後に小籠包専門店へ転身した店で、ニューヨーク・タイムズが「世界の十大レストラン」に選出したことをきっかけに世界的な名声を獲得しました。今では海外にも多数出店する台湾を代表するブランドです。

皮の薄さと熱々のスープを両立させる職人技が魅力で、本店のある永康街エリアには行列ができることも珍しくありません。

🥟
小籠包Xiaolongbao
薄皮に熱々のスープと肉餡を包んだ点心。生姜の千切りと黒酢を添えて食べる。
永康街の本店は行列必至

2
夜市文化——台北の夜を彩る屋台グルメの宝庫

台北最大の魅力のひとつが夜市文化です。台北最大級の士林夜市をはじめ、饒河街観光夜市、寧夏夜市など、エリアごとに個性の異なる夜市が点在し、それぞれ地元客に愛される名物屋台があります。臭豆腐(発酵させた豆腐の揚げ物)、鶏排(巨大な唐揚げ)、蚵仔煎(牡蠣オムレツ)など、屋台グルメの種類は無数にあります。

また、タピオカミルクティー(珍珠奶茶)は1980年代に台湾(台中)で考案された台湾発祥のドリンクで、今や世界中に広まった台湾グルメの代表格です。

🦪
蚵仔煎Oyster Omelet
牡蠣ともちもちの片栗粉生地を焼き、甘辛いソースをかけた台湾夜市の定番。
士林夜市・饒河街夜市の定番
🧋
珍珠奶茶(タピオカミルクティー)
1980年代台湾発祥のドリンク。今や世界的に広まった台湾グルメの代表格。
甘さ・氷の量を選べる店が多い

3
牛肉麺——「公式なき国民食」

台北市は毎年「台北牛肉麺フェスティバル」を開催するほど、牛肉麺は事実上の国民食とされています。じっくり煮込んだ牛すね肉と濃厚なスープが特徴で、店によって清湯(あっさり)と紅焼(醤油ベースの濃厚な味)に分かれるのも食べ比べの楽しみです。

🍜
牛肉麺Beef Noodle Soup
じっくり煮込んだ牛すね肉と麺のスープ料理。清湯・紅焼の2タイプが主流。
毎年フェスティバルが開催される名物料理

4
豆花とかき氷——台湾スイーツの真髄

台湾の暑い気候に合わせて発展したのが、豆乳を寒天状に固めた「豆花」や、細かく削った氷にフルーツやシロップをかける「剉冰(かき氷)」といった軽やかなスイーツです。特にマンゴーの旬(初夏〜夏)には、生マンゴーを贅沢に使ったかき氷が各店の看板メニューになります。

🥭
芒果冰(マンゴーかき氷)
生マンゴーとかき氷、練乳を合わせた夏の定番デザート。旬の時期は特におすすめ。
初夏〜夏が旬

5
コンビニ&朝食店文化——台北の日常の食

台北はコンビニエンスストアの密度が非常に高く、台湾セブン-イレブン・全家(FamilyMart)ではおでん、肉まん、台湾式弁当(便當)まで揃い、旅行者にとっても心強い存在です。

朝は「早餐店(朝食店)」で豆漿(豆乳)や蛋餅(台湾風クレープ)を食べるのが庶民の定番。24時間営業の店も多く、食事の時間に融通が利くのも台北の魅力です。

台北の食事時間
朝食:6〜9時 早餐店で豆漿・蛋餅・飯團(おにぎり)などを食べるのが定番

ランチ:11時30分〜13時30分 牛肉麺や麺線などの軽食が人気

ディナー:18〜20時 夜市が賑わい始める時間帯とも重なる

夜市のピーク:19〜22時 多くの屋台がこの時間帯に最も賑わう
チップについて 台湾には基本的にチップの習慣がありません。会計は表示価格通りで、レストランによっては10%のサービス料が明記されている場合があります。
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