湾を挟んだ対岸にある、ヨットハーバーの美しい小さな町。この日帰りの主役はフェリーの航路そのものです。デッキに立てば、ゴールデンゲートブリッジを海上から見上げ、アルカトラズ島の脇を抜け、遠ざかる街のスカイラインを一望できます。わずか30分で、これほど贅沢な景色が続く船旅はそうありません。
町は坂の斜面に家々が並ぶ地中海のような佇まいで、港沿いにギャラリーやカフェ、シーフードレストランが続きます。車がなくても行けるのが嬉しいところ。半日でゆったり往復できます。
金門橋を渡った先の谷にある、レッドウッド(セコイア)の原生林。樹齢数百年、高さ数十メートルに達する巨木が空を覆い、森の底はいつも薄暗く、しんと静まりかえっています。木道の遊歩道が整備されているので、体力に自信がなくても歩けるのが利点。都会から1時間足らずでこの森に立てることに、誰もが驚かされます。
霧が木々の間に流れ込む日はいっそう幻想的。短時間で「カリフォルニアの大自然」を体感できる、費用対効果の高い日帰り先です。
サンフランシスコの北に広がる、アメリカを代表するワインの産地。なだらかな丘に一面のぶどう畑が続き、大小のワイナリーが点在します。試飲(テイスティング)を巡りながら、作り手の話を聞き、畑を眺めてゆっくり過ごすのが王道の楽しみ方。ナパはより洗練された高級志向、ソノマは素朴で親しみやすい雰囲気と、地域ごとに個性があります。
レストランのレベルも高く、食事だけを目当てに訪れる人もいるほど。のどかな田園風景そのものが、都会の緊張をほぐしてくれます。
南へ約2時間、太平洋に面した海辺の町。モントレーは世界的に評価の高い水族館で知られ、目の前の湾に暮らすラッコやイワシの大群を、驚くほど間近に観察できます。かつての缶詰工場街が観光地として生まれ変わった通りも見どころです。
隣接するカーメルは、砂浜と可愛らしい家並みが美しい芸術家の町。ギャラリーや個性的な店が並び、散策が楽しい。2つの町を結ぶ海岸沿いのドライブは、断崖と糸杉の絶景が続く名コースです。
アメリカを代表する国立公園。氷河が削り出した巨大な花崗岩の絶壁が谷の両側にそそり立ち、春から初夏には雪解け水を集めた滝が轟音とともに落ちます。展望地から谷を見下ろす風景は、写真で見慣れていてもなお圧倒されるスケールです。
ただし片道約4時間。日帰りだと往復8時間の移動に対し、滞在は数時間しかとれません。それでも行く価値はあるものの、可能なら1泊、あるいは長距離ツアーの利用を強くおすすめします。