Seattle · ⑤ 日帰り

シアトルからの日帰り島へ、滝へ、雪の山と原生林へ

⛴ 日帰りプランガイド 📖 読了目安 6分
シアトルの日帰りは「自然の選択肢の豊かさ」が群を抜いています。フェリーで35分の島、車で45分の大きな滝、2時間走れば氷河をいただくレーニア山、さらに足を延ばせば苔むす原生林のオリンピック国立公園。海を渡ってカナダのビクトリアへ行くこともできます。市街から半日で本物の大自然に届く——それがこの街の強みです。

フェリーで島へ、車で滝へ

⛴ 船で渡る、静かな島時間
ベインブリッジ島
Bainbridge Island
フェリーで約35分 日帰りの定番

ダウンタウンの埠頭から出るフェリーで、ピュージェット湾を渡ること約35分。船旅そのものが最大の見どころです。デッキに出れば潮風のなか、遠ざかるシアトルの摩天楼と、近づく島の緑——晴れた日にはレーニア山も望めます。徒歩乗船なら運賃も安く、気軽に楽しめるのが魅力です。

島に着けば、港のすぐそばにカフェやギャラリー、地元のショップが並ぶ小さな町が広がります。ワイナリーや日本庭園を訪ねるのもよし、町を散策して次の便で戻るのもよし。半日で無理なく往復できるのが嬉しいところです。

アクセス ダウンタウンのフェリーターミナルから約35分。徒歩乗船が手軽で安価(車を載せる場合は待ち時間や予約に注意)。町歩きだけなら港周辺で完結します。帰りの便の時刻を確認しておきましょう。
💧 落差の大きな迫力の滝
スノコルミー滝
Snoqualmie Falls
車で約45分 △ 車が便利

シアトルの東、車で45分ほどの場所にあるワシントン州を代表する滝。深い峡谷へまっすぐ落ちる水流は迫力があり、水しぶきが霧のように立ちのぼります。展望台は駐車場からすぐなので、体力に自信がなくても景色を楽しめるのが利点。滝壺近くまで下りるトレイルもあります。

周辺には森と小さな町が広がり、ドライブがてら立ち寄るのにちょうどよい距離。雨のあとや雪解けの季節は水量が増し、いっそう迫力が増します。

アクセス シアトルから車で約45分。公共交通は限られるため、レンタカーかツアーが現実的です。展望台までは歩いてすぐ。人気スポットなので週末や夏の日中は駐車場が混み合います。

雪の山、原生林、そして海の向こうの街へ

🏔 街から見えるあの山へ
レーニア山国立公園
Mount Rainier
📍 レーニア山国立公園の詳しいガイドを見る →
車で約2時間 最大の見どころ

晴れた日にシアトルの街から見える、雪をいただいた巨大な独立峰。その足元まで車で行けるのがこの日帰りです。標高の高い展望地までたどり着くと、氷河を抱いた山肌が目の前にそびえます。夏(おおむね7〜8月)には高山植物の花畑が一斉に咲き、山と花の風景は忘れがたいものになります。

短いトレイルから本格的な登山道まで揃い、体力に応じて楽しめます。ただし山の天候は変わりやすく、雲に隠れて何も見えない日も珍しくありません。日程に余裕があるなら、天気予報を見て晴れの日に充てるのが賢明です。

アクセス シアトルから車で約2時間。レンタカーかツアーが基本です。山岳道路は冬季から春先にかけて閉鎖される区間があり、標高の高い展望地は夏以外アクセスできないことも。公式サイトで道路状況と開通情報を必ず確認してください。防寒着は夏でも必携です。
🌲 苔に覆われた原生林
オリンピック国立公園
Olympic National Park
📍 オリンピック国立公園の詳しいガイドを見る →
車+フェリーで約2.5時間 △ 1泊がおすすめ

湾の対岸に広がる半島の国立公園。ひとつの公園のなかに、雪山・温帯雨林・海岸線というまったく違う自然が同居するのが最大の特徴です。とりわけ有名なのが降水量の多さが育んだ温帯雨林木々も地面も深い苔に覆われ、緑に沈んだような幻想的な森が広がります。

ただし公園はきわめて広く、見どころが点在しています。日帰りではエリアを一つに絞る必要があり、余裕があれば1泊してじっくり回るのがおすすめです。

アクセス フェリーと車を乗り継いで約2.5時間〜。公園内は広大で移動距離が長いため、訪れるエリアを一つに決めてから出発しましょう。雨具は必須。1泊すると余裕をもって楽しめます
🇨🇦 海を渡る、英国風の街
ビクトリア(カナダ)
Victoria
高速船で約3時間 △ パスポート必須

ダウンタウンの埠頭から高速船で海を渡ると、そこはカナダ・ブリティッシュコロンビア州の州都ビクトリア英国の面影を色濃く残す優雅な街で、州議事堂や歴史ある邸宅ホテル、美しい庭園が港のまわりに集まっています。アフタヌーンティーの文化も根づいています。

アメリカからカナダへ国境を越える移動になるため、パスポートと入国要件の確認が必須です。手続きの時間も見込む必要がありますが、一日で「別の国」を味わえるのは、この街ならではの体験です。

アクセス ダウンタウンの埠頭から高速船で約3時間。パスポートが必要な国際移動で、乗船前に出入国手続きがあります。便数が限られるため事前予約が前提。日帰りは可能ですが滞在時間が短くなるので、1泊するとゆったり楽しめます。

どこへ行くか

こんな一日にしたいなら行き先
船旅と島時間・車なしで気軽にベインブリッジ島
短時間で迫力ある自然をスノコルミー滝
雪山と高山植物の絶景レーニア山国立公園
苔むす原生林を歩くオリンピック国立公園
海を渡って別の国の街へビクトリア(カナダ)
車の有無と天候で選び方が変わります。 車なしで行けるのはベインブリッジ島とビクトリア(いずれも船)。レーニア山・オリンピック・スノコルミー滝はレンタカーかツアーが前提です。山の眺望は天候次第なので、晴れの日をレーニア山に、雨の日を島や市内観光に充てる——と柔軟に組み替えるのが、シアトル滞在を成功させるコツです。
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