香港最大の離島でありながら、香港島の約2倍という広さを持つランタオ島。摩天楼が林立する中心部から地下鉄で35分走るだけで、緑の山と入り江が広がる別世界に出られます。山上の昂坪(ノンピン)に鎮座する巨大な天壇大仏と、西端に残る水上家屋の漁村・大澳。ひとつの島に、香港のまったく違う二つの顔があります。
Access
香港中心部からのアクセス
🚇
所要時間
約1時間
MTR東涌線で東涌(Tung Chung)駅まで約35分、駅直結の昂坪360ロープウェイで山上へ約25分
🎫
運賃
ロープウェイ 往復 約HK$270前後
MTRはオクトパスで乗車可。ロープウェイの代わりに路線バス(23番)を使えば安く上がる
🕐
運行頻度
ロープウェイは随時運行
強風・落雷・整備で運休することがある。当日の運行状況を確認してから向かいたい
香港中心部との位置関係。西へ約1時間、東涌駅でMTRからロープウェイに乗り換えます。
Stay
宿泊について
ランタオ島は日帰りで十分に楽しめます。昂坪と大澳を合わせても半日〜1日あれば回れます。
香港中心部に宿泊しながらの日帰りが基本ですが、島の北側に香港国際空港があるため、早朝便や深夜着の前後に空港周辺(東涌)へ宿泊し、その足で大仏に立ち寄るという組み立ても効率的です。
Explore
巡るスポット
東涌駅を起点に、ロープウェイで昂坪へ。大仏と禅寺を巡ったあと、バスで西端の大澳漁村まで足を延ばすのが定番のコースです。
東涌駅からロープウェイで山上の昂坪へ。大仏と宝蓮禅寺があり、さらに西へバスで進むと大澳漁村に着きます。島の北側には香港国際空港があります。
Google マップで実際の位置・距離感を確認できます。
SPOT 01 · 東涌駅から
昂坪360ロープウェイ
Ngong Ping 360
🚡 東涌駅直結
⏱ 片道約25分
有料・事前予約推奨
海と山を越えて昂坪へと運んでくれる、全長5.7kmの空中散歩。眼下には空港の滑走路、南シナ海、緑の稜線が次々と現れます。床が透明な「クリスタルキャビン」を選ぶと迫力はさらに増します。移動手段でありながら、この島最大のアトラクションでもあります。
SPOT 02 · 昂坪の丘
天壇大仏
Tian Tan Buddha
🚶 昂坪の広場から徒歩すぐ
⏱ 1〜1.5時間
参拝は無料
丘の上に座す高さ約34mの青銅の大仏。1993年の建立と比較的新しいものですが、山並みを背にしたその姿は圧倒的です。台座までは268段の階段を上る必要があり、上りきったところから振り返る景色がこの島の記憶になります。霧が流れる日には、雲の中から仏の姿が現れます。
SPOT 03 · 大仏の向かい
宝蓮禅寺
Po Lin Monastery
🚶 大仏から徒歩5分
⏱ 1時間
精進料理あり
天壇大仏を建立した禅寺。20世紀初頭に僧たちがこの山に庵を結んだのが始まりで、極彩色の伽藍と線香の煙が山あいの空気に溶けています。境内の斎堂でいただける精進料理(素菜)が名物で、参拝とあわせて味わうのが定番です。
SPOT 04 · 島の西端
大澳漁村
Tai O Fishing Village
🚌 昂坪からバス約20分
⏱ 1.5〜2時間
ボートツアーは有料
水路の上に高床式の家が建ち並ぶ、「香港のヴェネツィア」とも呼ばれる漁村。塩田と漁で暮らしてきた蜑家(タンカー)の人々の集落で、干物や海産物を売る市場に生活の匂いが残ります。小舟に乗って水路を巡るツアーでは、運がよければピンクイルカ(シナウスイロイルカ)に出会えます。
Feature
ランタオ島ならではの体験
🙏🌿
香港の6割は、実は緑である
世界有数の人口密度を誇る都市というイメージとは裏腹に、香港の土地のおよそ4分の3は開発されておらず、4割以上がカントリーパーク(郊野公園)に指定されています。摩天楼はごく限られた海岸沿いに、垂直に積み上げられているにすぎません。ランタオ島はその象徴で、島の大半が保護区として残されています。
島の最高峰・鳳凰山(934m)は香港で2番目に高い山で、山頂で日の出を待つハイキングは地元の人にとって特別な行事です。大仏の階段を上るだけでも、都市の隣にこれほどの自然が広がっていることに驚かされます。空港の滑走路の向こうに深い緑の稜線が続く——この対比こそが、ランタオ島を訪れる意味です。
訪問のコツ ロープウェイは強風や落雷、定期整備で運休することがあります。運休時は東涌駅から路線バス(23番)で昂坪へ向かえます(約50分・山道)。大澳まで足を延ばすなら、朝早めに出発して昂坪→大澳の順に回ると余裕を持てます。
大仏の階段と服装 台座までの268段は日陰が少なく、夏場は消耗します。歩きやすい靴・帽子・水分を用意してください。宝蓮禅寺は信仰の場でもあるため、露出の少ない服装が望ましいです。
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