プラハ東方に位置するクトナー・ホラは、14世紀に発見された豊富な銀鉱脈によって一時はプラハに匹敵するほどの経済的繁栄を誇った都市です。その富を物語る壮麗なゴシック建築と、人骨で埋め尽くされた異色の礼拝堂という、対照的な2つの魅力を併せ持つ街として、世界遺産に登録されています。
Access
プラハからのアクセス
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運賃
片道 約150〜200 CZK程度
納骨堂・大聖堂は別途入場料が必要
🕐
運行頻度
1時間に1本程度
本数は十分にあり、日帰りしやすい
プラハとの位置関係。鉄道1本で1時間というアクセスの良さも人気の理由です。
Stay
宿泊について
クトナー・ホラは日帰りで十分に楽しめる規模です。納骨堂の見学に1時間、旧市街・聖バルバラ大聖堂を加えても半日〜1日で回りきれます。プラハに宿泊しながらの日帰り旅程が基本になります。
駅から納骨堂のあるセドレツ地区と、旧市街中心部(聖バルバラ大聖堂周辺)はやや離れているため、路線バスや徒歩での移動時間を旅程に組み込んでおくと安心です。
Walk
巡るスポット
駅から納骨堂までは徒歩約5分。旧市街エリアへはバスまたは徒歩約35分で移動します。
駅から徒歩すぐの納骨堂と、少し離れた旧市街エリア(聖バルバラ大聖堂・イタリア宮廷)の2エリア構成です。
Google マップで実際の位置・距離感を確認できます。
SPOT 01 · 駅から徒歩約5分
セドレツ納骨堂(骨の教会)
Sedlec Ossuary
🚶 駅から徒歩約5分
⏱ 30〜45分
有料・事前予約推奨
14世紀のペスト流行と戦乱で亡くなった4万〜7万人分の人骨を用いて装飾された、世界的にも類を見ない礼拝堂。1870年、木彫り職人フランティシェク・リントによって、シャンデリア・紋章・ピラミッド状の骨塚などが精緻に組み上げられました。荘厳さと異様さが同居する、忘れがたい体験になります。
SPOT 02 · バス or 徒歩約35分
聖バルバラ大聖堂
St. Barbara's Church
🚌 駅からバス約10分+徒歩
⏱ 1〜1.5時間
有料
鉱夫の守護聖人バルバラに捧げられた、後期ゴシック様式の壮麗な大聖堂。銀山採掘で得た富を惜しみなく注ぎ込んだ建築は、繊細なリブ・ヴォールト天井とフライング・バットレスが織りなす荘厳な内部空間が見どころです。丘の上に建ち、周辺の田園風景を一望できます。
SPOT 03 · 旧市街
イタリア宮廷(旧王立造幣所)
Vlašský dvůr
🚶 聖バルバラ大聖堂から徒歩15分
⏱ 45分〜1時間
有料
14世紀、この地で採れた銀から「プラハ・グロッシュ」というボヘミア王国の主要通貨が鋳造されていた旧王立造幣所。イタリア人技師が招かれたことから「イタリア宮廷」と呼ばれ、当時の鋳造工房の様子を再現した展示があります。
Feature
クトナー・ホラならではの体験
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「銀の街」が生んだ富と信仰の物語
13世紀末に豊富な銀鉱脈が発見されて以来、クトナー・ホラはボヘミア王国の経済を支える最重要都市のひとつに成長しました。当時の王ヴァーツラフ2世は、ここで鋳造された貨幣を王国全体の統一通貨として流通させ、都市は最盛期にはプラハに匹敵する人口と富を誇ったといわれています。
一方、この繁栄の裏では14世紀のペスト大流行や戦乱で多くの命が失われました。その犠牲者を弔うために生まれたのが、あの人骨の礼拝堂です。富と死という対照的なテーマが1つの街に凝縮されている点が、クトナー・ホラを訪れる大きな理由になっています。
16世紀以降、鉱脈の枯渇とともに都市の勢いは衰えましたが、最盛期の建築物がそのまま時を止めたように残されたことで、今日の貴重な世界遺産としての価値につながっています。
訪問時の注意 セドレツ納骨堂は写真撮影に許可証(有料)が必要な場合があります。また礼拝の場としての性格上、静粛な見学マナーが求められます。
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