1889年、スコットランド人技師ジョージ・グラント・マッケイがカピラノ川渓谷に最初の吊り橋を架けたことから始まった、バンクーバー最古にして最も人気の高いアトラクション。渓谷70m上空に架かる137mの吊り橋・樹齢250年の原生林を巡るツリートップ・アドベンチャー・断崖に張り出すクリフウォークという3つの体験が連続する公園です。「歩いて発見する街」とは全く違う、スリルと自然が主役の旅になります。
Access
バンクーバーからのアクセス
🚌
所要時間
約30〜40分
無料シャトルバス(ダウンタウン各所発)またはバス236番
🎫
入場料
約65CAD(約7300円)
吊り橋・ツリートップ・クリフウォーク全て含む共通チケット
🕐
所要時間
2〜3時間
吊り橋の往復だけなら30分、全アトラクション込みで2〜3時間が目安
バンクーバーダウンタウンとの位置関係。ライオンズゲート橋を渡ってノースバンクーバーへ。同方面のグラウス山ゴンドラと組み合わせる旅行者も多いです。
無料シャトルについて ダウンタウンの主要ホテル・カナダプレイス周辺から無料シャトルバスが運行しています(チケット購入者対象)。事前にオンラインでチケットを購入しておけば、シャトルの乗車券も兼ねられるため、交通の手配で迷う必要がありません。
Plan Your Visit
訪問時間の選び方
カピラノは日帰りアトラクションのため宿泊の心配は不要ですが、「いつ訪れるか」で体験の質が大きく変わります。混雑のピークは11〜15時で、特に夏季(7〜8月)の週末は吊り橋の上で行列ができることもあります。
開園直後(9〜10時)か、16時以降の遅い時間帯が最も空いていて快適です。雨の日でも傘・ポンチョの貸し出しがあり、霧雨に煙る原生林は晴れの日とは違う神秘的な雰囲気を見せてくれます。冬季(12〜1月)には「キャニオン・ライツ」というイルミネーションイベントが開催され、昼間とは全く異なる幻想的な公園に変わります。
Explore
公園内の歩き方
入口から吊り橋を渡って対岸へ、そこからツリートップ・アドベンチャーとクリフウォークへと続く一本道の動線です。
入口(起点)から吊り橋で対岸へ渡り、ツリートップ・アドベンチャーとクリフウォークの2つのアトラクションへ続きます。
SPOT 01 · 入口から徒歩すぐ
カピラノ吊り橋
Capilano Suspension Bridge
🚶 渡るだけなら5〜15分
⏱ 写真撮影込みで20〜30分
高さ70m・揺れる橋
全長137m、カピラノ川の70m上空に架かる木製の吊り橋。96頭のフル成長したゾウの重さに耐えられる強度設計で安全性は確保されていますが、歩くたびに緩やかに揺れる感覚はスリル満点です。橋の中央から見下ろすエメラルドグリーンの渓流と、両側に広がる原生林の眺めは圧巻です。
高所が苦手な方は橋の手すりをしっかり持ちながら、視線を遠くに向けて歩くのがコツです。橋を渡りきった先にはトーテムポール広場があり、地元の先住民族(スコーミッシュ族)の文化に触れられます。
SPOT 02 · 対岸(東側)
ツリートップ・アドベンチャー
Treetops Adventure
🚶 吊り橋から徒歩すぐ
⏱ 15〜20分
高さ33m・樹齢250年の森
樹齢250年の8本のダグラスファー(米松)を結ぶ、7本の吊り橋からなる樹上の遊歩道。最高地点は地上33m——まさに「リスの視点」で原生林の樹冠を歩く体験です。木に直接釘やボルトを打ち込まず、成長に合わせて調整できる特殊な留め具で固定されており、樹木への負荷を最小限に抑える設計が施されています。
各プラットフォームには生態系を説明する展示パネルもあり、太平洋岸の温帯雨林について学びながら歩けます。木々の間から差し込む光が美しい、晴れた日の午前中が特におすすめです。
SPOT 03 · 対岸(東側・崖沿い)
クリフウォーク
Cliffwalk
🚶 ツリートップから徒歩5分
⏱ 20〜30分
全長213m・崖に張り出す桟橋
花崗岩の断崖に沿って張り出すように設置された、全長213mの片持ち式(カンチレバー)遊歩道。一部の区間は足元が網目状になっており、谷底まで見下ろせる構造です。吊り橋のように揺れることはありませんが、視覚的な高度感はこちらの方が強烈という声も多いです。
これまで人が立ち入れなかった崖の隙間・滝・苔むした岩肌に間近で迫れる、公園で最もワイルドな体験です。3つのアトラクションの中で最後に訪れることで、公園の自然をより立体的に楽しめます。
Feature
カピラノならではの体験
🪶🌲
先住民文化と太平洋岸温帯雨林
カピラノ渓谷はスコーミッシュ族(Squamish Nation)の伝統的な土地に位置し、公園内には彼らの文化を伝える展示が複数設置されています。トーテムポール広場には地元アーティストが手がけたトーテムポールが立ち並び、それぞれが異なる氏族の物語・動物のシンボルを表現しています。先住民文化センター「キアパラノ(Kia'palano)」では、先住民の人々と自然との関係についてより深く学べます。
このエリアは北米でも有数の太平洋岸温帯雨林で、樹齢数百年のダグラスファーやウェスタンレッドシダーが生い茂ります。年間降水量が多く湿潤な気候が、コケや羊歯植物が密生する独特の生態系を育んでいます。公園スタッフによる「ヒストリー&ネイチャートーク」(無料・毎時開催)に参加すると、この森の成り立ちをより深く理解できます。
夏季(6〜10月)には「ラプターズ・リッジ」という猛禽類の展示プログラムが開催され、フクロウやタカなどの猛禽類を間近で観察できます。冬季(12〜1月)の「キャニオン・ライツ」は数十万球のイルミネーションが渓谷全体を彩る人気イベントで、夏とは全く異なる幻想的な公園の姿が見られます。
訪問のベストシーズン 新緑が美しい5〜6月、夏の猛禽類プログラムが楽しめる6〜10月、幻想的なイルミネーションの12〜1月(キャニオン・ライツ)がそれぞれ違った魅力を持つシーズンです。雨の多いバンクーバーですが、公園は雨天でも営業しており、霧雨の中の原生林も独特の美しさがあります。
← バンクーバー 日帰りガイドに戻る