フィラデルフィア西方の田園地帯に広がる、アーミッシュ——電気や車を使わず、伝統的な農村の暮らしを守り続ける人々の里。馬車が行き交うのどかな風景、手作りのキルトや家具、素朴な郷土料理に出会えます。現代とは異なる時間の流れる世界に触れられる、他にはない体験。都会フィラデルフィアとは対照的な、静かで温かい一日を過ごせます。
Access
フィラデルフィアからのアクセス
🚄
所要時間
約1.5時間
フィラデルフィアの30番街駅からアムトラックで
🎫
交通手段
アムトラック+現地は車
アーミッシュの集落は郊外に点在。現地はツアーや車が便利
🙏
ポイント
文化への敬意を
アーミッシュの人々の撮影は控えるなどマナーに配慮を
フィラデルフィアの西、アムトラックで約1.5時間。ペンシルベニアの田園に広がるアーミッシュの里です。
Stay
宿泊について
ランカスターはフィラデルフィアからの日帰りが基本です。中心街の市場とアーミッシュの田園を、半日〜1日でめぐれます。
ただし、集落は郊外に点在するためじっくり巡るなら1泊する価値があります。田園に佇むファームステイ(農場の宿)に泊まれば、朝もやの中を走る馬車や、静かな星空など、日帰りでは味わえないアーミッシュの里の時間を体験できます。
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巡るスポット
中心街のランカスターと、その周囲に広がる田園の集落を組み合わせて巡ります。集落は郊外に点在するため、現地ではツアーや車での移動が便利。まずは中央市場で郷土の食に触れ、田園へと足を延ばすのが定番です。
中心街のランカスター(起点・中央市場)を核に、周囲の田園にアーミッシュの農村や体験施設、キルトの店が点在します。フィラデルフィアは東方向です。
Google マップで実際の位置・距離感を確認できます。
SPOT 01 · 郊外の田園
アーミッシュの田園と馬車
Amish Countryside
🚗 車・ツアー
⏱ 2〜3時間
この里の主役
なだらかに広がる農地に、電線のない家々と、馬に引かれた黒い箱型の馬車(バギー)が行き交う——ランカスターならではの風景です。アーミッシュの人々は電気や自動車を使わず、農耕と手仕事で自給自足に近い暮らしを営みます。手描きの看板を掲げた農家直売所で、焼き菓子や野菜、キルトを売っていることも。車でのんびり田園をドライブするだけでも、心が静まる特別な体験ができます。
SPOT 02 · 郊外
アーミッシュ・ビレッジ(体験施設)
Amish Village
🚗 車・ツアー
⏱ 1.5時間
暮らしを学ぶ
アーミッシュの暮らしを分かりやすく紹介する体験・見学施設。復元された農家や学校、納屋を見学しながら、彼らの信仰、教育、なぜ近代技術を選ばないのかといった暮らしの哲学を学べます。ガイド付きの見学や、実際の田園を巡るバギー(馬車)ツアーを組み合わせられる施設も。好奇心本位ではなく、敬意を持って理解するための入口として、初めての人におすすめのスポットです。
SPOT 03 · 中心街・起点
ランカスター中央市場
Lancaster Central Market
🚶 徒歩
⏱ 1時間
最古級の公設市場
中心街に建つ、アメリカで最も古く続く公設市場のひとつ。レンガ造りの歴史ある建物に、地元の農家やアーミッシュ、メノナイトの人々が野菜や肉、チーズ、焼き菓子を並べます。名物は「ペンシルベニア・ダッチ」の郷土料理——素朴で温かい家庭の味です。まずここで地元の食に触れ、田園へ出かける前の腹ごしらえにするのが定番。市場の活気に、この土地の豊かさが表れています。
SPOT 04 · 各地の店
キルトと素朴な郷土料理
Quilts & Pennsylvania Dutch Food
🛍 買い物・食事
⏱ 1時間
手仕事の味わい
アーミッシュの女性たちが手縫いで作る幾何学模様のキルトは、この地を代表する工芸品。一針一針に込められた手仕事の温もりは、旅の記念にも喜ばれます。食では、糖蜜のパイ「シューフライ・パイ」や、ふわりとした「ウーピー・パイ」など、素朴で甘い郷土菓子が名物。手作りのプレッツェルやジャム、チーズも各地の店で味わえます。手仕事と素朴な食に、アーミッシュの暮らしの豊かさが息づいています。
Feature
ランカスターならではの物語
🐴🕰
近代を「選ばなかった」人々
アーミッシュは、18世紀にヨーロッパでの宗教的迫害を逃れ、信仰の自由を求めてこの地に移り住んだ人々の子孫です。彼らは電気や自動車、スマートフォンといった近代技術を、信仰と共同体を守るために意図的に手放しています。それは「遅れている」のではなく、何を大切にして生きるかを自ら選んだ結果なのです。
便利さよりも、家族や隣人との結びつき、勤勉と質素、そして信仰を優先する暮らし。馬車で移動し、手で耕し、夜は静かに過ごす——その姿は、あらゆるものが加速する現代を生きる私たちに、「本当に必要なものは何か」という問いを静かに投げかけてきます。ランカスターを訪れるとは、便利さの中で忘れがちな価値に触れる旅でもあるのです。
回り方のコツ まず中心街の中央市場で郷土の食に触れ、午後に車やツアーで田園の集落へ。体験施設で暮らしの背景を学んでから田園を巡ると、風景の見え方が変わります。キルトや郷土菓子の買い物も楽しみのひとつ。集落は郊外に点在するので、現地ではレンタカーやガイドツアーが便利です。
文化への敬意を最優先に。 アーミッシュの人々にとって、写真に撮られることは信仰上ためらわれる行為です。人物を無断で撮影しないなど、マナーへの配慮を忘れずに。日曜は礼拝のため多くの店や施設が休業します。彼らの暮らしを「見世物」としてではなく、異なる価値観への敬意を持って訪れることが、この里を旅する最も大切な作法です。
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