香港から高速船でわずか1時間。マカオは400年以上にわたるポルトガル統治が刻まれた石畳の旧市街と、世界最大級のカジノリゾートが同居する街です。波打つ模様の石畳を歩き、崩れた教会のファサードを見上げ、夜はきらびやかなコタイ地区へ。ひとつの街のなかで、これほど落差のある二つの時間を味わえる場所はそう多くありません。
Access
香港からのアクセス
⛴
所要時間
約1時間
上環または尖沙咀のフェリーターミナルから高速船。港珠澳大橋の越境バスも利用できる
🎫
運賃
片道 約HK$170前後
オクトパスは使えない。カジノリゾートの無料シャトルバスがターミナルから出ている
🛂
出入境
パスポート必携
香港・マカオ間には出入境審査がある。繁忙期は行列するため時間に余裕を
香港との位置関係。西へ高速船で約1時間。出入境手続きが必要です。
Stay
宿泊について
歴史地区は徒歩圏に収まるため、香港からの日帰りでも主要スポットは回れます。
ただしコタイ地区のカジノリゾートは夜が本番。ホテルのショーや噴水、ライトアップを楽しむなら1泊する価値があります。大型リゾートは香港より客室が広く、料金も手頃なことが多いのが魅力です。
Explore
巡るスポット
フェリーターミナルからバスかシャトルで半島へ。セナド広場を起点に、坂道を上って聖ポール天主堂跡へ向かうのが定番です。歴史地区はすべて徒歩で回れます。
北のマカオ半島に世界遺産の歴史地区が集まり、橋で結ばれた南のコタイ地区にカジノリゾートが並びます。
Google マップで実際の位置・距離感を確認できます。
SPOT 01 · 半島北部
聖ポール天主堂跡
Ruins of St. Paul's
🚶 セナド広場から徒歩10分
⏱ 45分〜1時間
見学無料
マカオを象徴する光景。17世紀の教会が19世紀の火災で焼け落ち、正面のファサード(前壁)と階段だけが残りました。石に刻まれた聖母像や東洋的な意匠——菊や漢字——が混ざり合い、東西の文化がぶつかった場所であることを静かに物語ります。背後に回ると、地下に納骨堂と博物館があります。
SPOT 02 · 半島中央
セナド広場と歴史地区
Senado Square
🚶 歴史地区の中心
⏱ 1〜2時間
世界遺産
白と黒の石で波模様を描いた石畳(カルサーダス)が広がる、旧市街の心臓部。パステルカラーのコロニアル建築に囲まれ、ここだけ切り取ればリスボンの街角のようです。周囲には仁慈堂・聖ドミニコ教会など世界遺産の構成資産が点在し、路地に入れば老舗のエッグタルト店や肉脯(ポークジャーキー)の店が香りを漂わせます。
SPOT 03 · 半島南端
媽閣廟(マーコッミュウ)
A-Ma Temple
🚌 セナド広場からバス約10分
⏱ 30〜45分
参拝無料
航海の女神・媽祖(マーソ)を祀る、マカオ最古の道教寺院。渦を巻く線香の煙が岩肌の斜面に立ち上ります。ポルトガル人が上陸してこの地の名を尋ねたとき、住民は寺の名「媽閣(マーコッ)」と答えた——それが「マカオ」という地名の由来だと伝えられています。街の名前が生まれた場所です。
SPOT 04 · 南の埋立地
コタイ地区のカジノリゾート
Cotai Strip
🚌 無料シャトルバスあり
⏱ 夜が本番
カジノは要パスポート・21歳以上
タイパ島とコロアン島の間を埋め立てて生まれた、世界最大のカジノ集積地。ヴェネツィアの運河やパリの塔を再現した巨大リゾートが並び、ショッピングモール・劇場・レストランを備えています。カジノに入らなくても、噴水ショーや館内の造りを見て回るだけで十分に楽しめます。各リゾートがフェリーターミナルへの無料シャトルを運行しています。
Feature
マカオならではの体験
⛪🥚
400年の混血が生んだ、街と一皿
16世紀半ば、ポルトガル人が居留を許されて以来、マカオはアジアで最も長く続いたヨーロッパの拠点となり、1999年に中国へ返還されるまで400年以上その姿を保ちました。教会と廟が同じ坂道に並び、ポルトガル語と広東語が併記される。この街の魅力は、どちらかに寄りきらなかったことにあります。2005年、その混淆した街並みそのものが「マカオ歴史地区」として世界遺産に登録されました。
食もまた混血です。ポルトガル料理にアフリカやインド、東南アジアの香辛料が溶け込んだ「マカオ料理(マカニーズ)」は、世界最初の融合料理とも言われます。名物のエッグタルトも、ポルトガルの菓子パステル・デ・ナタが原型。英国人薬剤師アンドリュー・ストウが自分好みに焼き直した一皿が、いまやアジア中に広まりました。石畳に腰かけて熱いタルトをかじると、この街の来歴が舌の上でほどけていきます。
訪問のコツ 歴史地区は坂と階段が多いので歩きやすい靴を。各カジノリゾートの無料シャトルバスはフェリーターミナルと市内を結んでおり、宿泊しなくても利用できます。うまく乗り継げば移動費をほとんどかけずに回れます。
通貨と出入境 通貨はマカオ・パタカ(MOP)ですが、香港ドルもほぼそのまま使えます(お釣りはパタカのことも)。オクトパスは使えません。香港との間には出入境審査があり、繁忙期は行列します。日帰りなら往路・復路とも時間に余裕を持ってください。
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