バンクーバー本土からフェリーで海を渡った先、バンクーバー島の南端に位置するビクトリア。ブリティッシュコロンビア州の州都でありながら、街の名前・建築様式ともに大英帝国の面影を色濃く残す独特の雰囲気を持っています。かつて観光局が「イギリスよりイギリスらしい街」と宣伝したこともあるほど、英国調の街並みと世界的庭園が同居する場所です。
移動に片道3時間前後かかるため、日帰りだと現地滞在時間が限られます。インナーハーバー周辺・ブッチャートガーデンをじっくり楽しみたい場合は1泊すると余裕のある旅程が組めます。
宿泊するなら、インナーハーバー周辺が観光の起点として便利です。名門ホテル「フェアモント・エンプレス」に宿泊してアフタヌーンティーを楽しむのも、ビクトリアらしい贅沢な過ごし方のひとつです。
インナーハーバー周辺の主要スポットは徒歩で回れます。ブッチャートガーデンのみ郊外のためバスでのアクセスになります。
ビクトリアという街の名は、ヴィクトリア女王に由来します。1843年、毛皮交易の拠点としてハドソン湾会社が砦を築いたのが街の始まりで、以降ブリティッシュコロンビア植民地の中心地として、英国式の街づくりが徹底的に進められました。カナダ本土がフランス系文化の影響を強く受ける中、ビクトリアは太平洋岸でイギリス文化を色濃く保った稀有な街として発展してきました。
この街を語る上で欠かせないのが「アフタヌーンティー文化」です。フェアモント・エンプレスをはじめ、街には本格的なアフタヌーンティーを提供する店が多く、三段トレイのスコーン・サンドイッチ・紅茶を楽しみながらゆったり過ごす時間そのものが観光の目的になります。
一方で、ビクトリアが位置するバンクーバー島は先住民スコーミッシュ族・ソングヒーズ族などの伝統的な土地でもあり、街の随所にトーテムポールや先住民アートが展示されています。英国文化と先住民文化という異なる歴史が同居している点も、この街の奥深さのひとつです。
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