Paris · ④ 街歩き
パリの歩き方セーヌ川・美術館・モンマルトル・マレの路地
🗺 都市歩きガイド 📖 読了目安 7分
パリは「歩いて発見する都市」です。メトロで移動することも多いですが、シテ島からセーヌ川沿いを歩いてマレに抜けたり、エッフェル塔からシャン・ド・マルスを散歩したりと、
徒歩でつなぐことで見えてくるパリの立体的な構造
があります。この記事では主要スポットに加え、各スポットの「実際の歩き方」を重視して案内します。

歩いて回るスポット

シテ島〜マレ 王道ルート(半日〜終日)
  • シテ島・ノートルダム大聖堂周辺を散策(改修中でも外観・広場は見学可)
  • セーヌ川沿いの古本屋「ブキニスト」を眺めながら東へ
  • ポン・マリー橋を渡り、マレ地区・ヴォージュ広場へ
  • ロジエ通り(Rue des Rosiers)でファラフェルのランチ
SPOT 01 · シテ島
ノートルダム大聖堂〜シテ島
Notre-Dame de Paris / Île de la Cité
🚇 メトロ4号線 Cité駅 徒歩すぐ ⏱ 1〜2時間 2024年12月 再開放
2019年の火災後、大規模修復を経て2024年12月に内部が再開放されました。修復後の内部はより明るく鮮やかに生まれ変わったとも言われています。ゴシック様式の外観・バラ窓・内部の高さ33mの天井が見どころで、パリ旅行で最初に訪れるべき場所のひとつです。

シテ島にはノートルダムの他にサント・シャペル(Sainte-Chapelle)があります。13世紀に建造された小礼拝堂で、壁面のほぼ全てを埋める15枚の巨大ステンドグラスが内部を染める光の体験は圧倒的です(入場料€15・要事前予約)。ノートルダムより空いており、むしろこちらの方が感動する旅行者も多いです。
SPOT 02 · セーヌ川〜エッフェル塔
エッフェル塔〜トロカデロ
Tour Eiffel / Trocadéro
🚇 メトロ6号線 Bir-Hakeim駅 ⏱ 夜のライトアップは毎正時 展望台は要事前予約
エッフェル塔はどこから見るかで印象が全く変わります。最も構図が美しいのはセーヌ川北岸のトロカデロ広場(Trocadéro)からの正面視点で、噴水池越しに全体が見渡せます。塔の真下(シャン・ド・マルス公園)では見上げる迫力が体験できます。

夜のライトアップ(グリッターング)は日没後から毎正時5分間だけ点滅します(23時が最後)。エッフェル塔周辺で見るほか、セーヌ川の橋の上や対岸からも美しいです。展望台への入場は必ず公式サイト(ticket.toureiffel.paris)で事前予約してください——当日は長時間並ぶか入れない可能性があります。
SPOT 03 · モンマルトル
モンマルトル〜サクレクール聖堂
Montmartre / Sacré-Cœur
🚇 メトロ12号線 Abbesses駅 ⏱ 半日〜 聖堂内部は無料
パリ北部の丘の上に広がる画家の街。ルノワール・ピカソ・ユトリロらがかつてアトリエを構えた地で、現在もアーティストがテルトル広場(Place du Tertre)で似顔絵・風景画を描いています。

丘の頂上に立つサクレクール聖堂(Sacré-Cœur)は内部が無料。展望テラスからはパリのほぼ全域が見渡せます。モンマルトルは急な坂道が多いですが、ファニキュレール(ケーブルカー)でサクレクールまで登ることもできます(メトロのt+チケットで乗れます)。

地元の人々が暮らす住宅街でもあり、観光地化された部分と生活感が混在しているのがモンマルトルの魅力です。「アメリ」(映画)の舞台となったカフェ・デ・ドゥ・ムーラン(Café des 2 Moulins)は今も営業中です。

公共交通で行く主要スポット

SPOT 04 · メトロ1・7号線
ルーヴル美術館
Musée du Louvre / 世界最大の美術館
🚇 Palais Royal-Musée du Louvre駅 徒歩すぐ ⏱ 半日〜終日 事前予約必須 €22
世界最大・年間来場者数世界一の美術館。所蔵品38万点のうち常設展示は約3万5000点——全てを見るのは不可能なので、「モナリザ(ダ・ヴィンチ)」「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」の3点に絞って見るのが最も効率の良い戦略です。この3点で2〜3時間かかります。

必ずオンライン事前予約が必要(ticketlouvre.fr)。当日の窓口購入は現在ほぼ不可能で、予約なしでは入れません。金曜夜(18〜21時45分)は混雑が少なく、この時間帯の予約がおすすめです。入口はガラスのピラミッド(ルーヴルの中庭)ですが、地下のカルーゼル・デュ・ルーヴルから入る方が並ばずに済む場合があります。
SPOT 05 · RER C線 or メトロ12号線
オルセー美術館
Musée d'Orsay / 印象派の殿堂
🚇 RER C線 Musée d'Orsay駅 ⏱ 所要2〜3時間 入場料 €16・予約推奨
1900年のパリ万博のために建てられた旧オルセー駅舎を改装した美術館。モネ・ルノワール・ドガ・セザンヌ・ゴーガン・ゴッホ・マネの傑作が揃う印象派・後期印象派の世界最高のコレクションです。

ルーヴルと比べると規模がコンパクトで2〜3時間でじっくり見られます。混雑もルーヴルより少ないことが多く、「ルーヴルは人が多すぎて疲れた」という旅行者がオルセーで感動する、というパターンはよくあります。駅舎のアーチ型の大時計越しにセーヌ川とパリの街並みが見える5階のテラスはフォトスポットとしても有名です。
SPOT 06 · メトロ各線 Châtelet・Les Halles駅
パレ・ロワイヤル〜ギャラリー・ヴィヴィエンヌ
Palais Royal / Galerie Vivienne
🚇 Palais Royal駅 徒歩すぐ ⏱ 1〜2時間 庭園は無料
ルーヴルの北側に隣接する旧王宮。回廊に囲まれた中庭の庭園(無料)はパリ市民の散歩・読書の場所として愛されており、黒白の縞模様の円柱彫刻(ビュラン・コロンヌ)が現代アートのインスタレーションとして並んでいます。

そこから徒歩5分のギャラリー・ヴィヴィエンヌ(Galerie Vivienne)は1823年建造の美しいガラス天井のアーケード商店街で、アンティーク書店・雑貨店・カフェが並びます。観光客が少なく地元のパリジャンが使う場所で、知る人ぞ知るパリの隠れた魅力スポットです。
スリへの注意 パリはヨーロッパでもスリが多い都市のひとつです。特にエッフェル塔周辺・モンマルトル・メトロ車内でのスリが旅行者間で多く報告されています。バックパックは前に抱え、混雑した場所ではスマートフォンをポケットから出さないことを強く推奨します。
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